■鑑賞日
2018/03/17(土)
■劇場名
ル・シネマ1(渋谷)
■監督
ロベルト・アンドー
■出演
トニ・セルヴィッロ, ダニエル・オートゥイユ, コニー・ニールセン, ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ, マリ=ジョゼ・クローズ, モーリッツ・ブライブトロイ, ランベール・ウィルソン, リヒャルト・サメル, ヨハン・ヘルデンベルグ, 伊川東吾, アレクセイ・グシュコフ, ステファーヌ・フレス, ジュリアン・オヴェンデン, ジョン・キーオ, アンディ・デ・ラ・トゥーア, アジュリア・アンドー, エルネスト・ダルジェニオ
■内容
G8財務相会議を翌日に控えたドイツのリゾート地ハイリゲンダム。IMF専務理事のロシェは、各国の財務相らと共にイタリア人修道士サルスを招待、誕生日祝いを兼ねた夕食会を開く。その後、サルスを部屋に呼び入れたロシェは、告解をさせて欲しいと申し出るが・・・。
■感想
富こそが唯一絶対の支配者であり正義であるこの世界で、神に仕える主人公は言わばアウトローだ。沈黙を武器にただ独り列強へと戦いを挑む姿は、物静かで堅苦しい見た目とは逆に、痛快で、かつ腐肉に満ちているが、それはまた現実世界への絶望の裏返しでもあるのだろう。
■評価
☆☆☆☆★(万有引力の法則はシンプルでエレガントな公式で世界を表現するが、醜い人間社会を表す数式は複雑怪奇で・・・実は無意味。そんな風刺コメディを仕込んだ社会派ミステリー。)
■コピー
天国の天使が自らの努めを怠るとき 主は天使を 永遠の暗い部屋に閉じ込める
■混雑度
多少混雑してます。
■上映期間
2018/03/17(土)〜
2018/04/27(金)