■鑑賞日
2017/06/10(土)
■劇場名
ル・シネマ1(渋谷)
■監督
アスガー・ファルハディ
■出演
シャハブ・ホセイニ, タラネ・アリシュスティ, ババク・カリミ, ミナ・サダティ
■内容
小さな劇団で舞台に立つエマッドとラナの夫婦。付近でのずさんな工事が原因で住んでいたアパートが倒壊寸前となり、2人は劇団の仲間に紹介された物件に移り住むことに。ところがある日、ひとりでシャワーを浴びていたラナが何者かに襲われ負傷する事件が起こり・・・。
■感想
人の罪とは何か。それは誰が決め、誰が裁くのか。法は一つの基準となり得るが決して万能ではない。だが、ひとたび個人に、とりわけ当事者に委ねてしまえば、怒りに揺さぶられて判断は歪み、新たな罪を生む負の連鎖に陥ることになる。そのジレンマへの、苛立ちと無力感。
■評価
☆☆☆☆(「セールスマンの死」「スポンジ・ボブ」・・・イラン映画であることを意識する必要はないが、イラン社会の一つの光景を描いていることは意識しなければならないだろう。)
■コピー
ある夜の闖入者――たどり着いた真実は、憎悪か、それとも愛か――。
■混雑度
満席です。
■上映期間
2017/06/10(土)〜
2017/07/21(金)